(1)行政区
本圏域は、人吉市、錦町、あさぎり町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村及び球磨村の1市4町5村で構成されており、南九州三県都(熊本市、宮崎市、鹿児島市)のほぼ中心部に当り、東南を宮崎県、南を鹿児島県と境し、熊本県の東南端に位置する「人吉盆地」一帯である。
(2)沿 革
本圏域は、紀元前5〜6千年前の狩猟を主とした生活の時代から既に人々が住み着き、弥生時代には、発展的な農耕社会が形成されていたと想定される。
鎌倉初期からは、幕府の命を受け地頭として入荘した相良氏が統治するところとなり、明治維新まで実に700年余に亘り継承されている全国でも珍しい地域である。また、廃藩置県の際には、人吉県が置かれ、その後いく度かの地方自治制度の変遷を経て、現在に至っている。
(3)地勢等
本圏域の面積は、153,771haで、うち82.6%が林野面積である。
地勢は、九州中央山地の脊梁を成す山々と日本三大急流の一つである球磨川水系が作り出した平地とによって成り、典型的な盆地を形成している。
気候は、温暖多雨で温帯性モンスーン気候帯に属しており、年平均気温は、14〜15℃である。地形上からか気温差が大きいため霧の発生数がかなり多く、降水量も多い。
(4)人口動態
本圏域の総人口は、昭和30年国調(157,215人)をピークに、以来昭和50年(116,862人)まで減少し続けてきたが、昭和55年になると117,021人、増加率0.1%と僅かながら増加に転じたものの、昭和60年には116,244人、平成2年には111,227人、平成7年108,197人、平成12年には104,697人と減少が続いている。
年齢別構成をみると、昭和30年には正常なピラミッド型を呈していたが、その後急速に高齢化が進み、およそ40才を境に以下は減少、以上は増加という逆ピラミッド型の傾向がみられる。
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