汚泥再生処理センター

目的

　人吉し尿処理場及び免田し尿処理場の老朽化に加え、生活様式の変化による合併浄化槽の普及、さらにロンドン条約により平成19年2月からし尿等の海洋投入処理が全面禁止になるなど、し尿処理を取り巻く環境の著しい変化に伴い、従来２施設ではこれらの変化に対応することが困難な状況になったため、これらに対応すべく人吉球磨広域行政組合においては３か年継続事業によって「汚泥再生処理センター」を建設しました。

　この施設では、浄化槽汚泥の混入比率の高い脱窒素処理方式（膜分離方式）を採用しており、し尿等をプロセス用水以外の希釈水を使用せず高濃度のまま処理し、きわめて微細な粒子しか通貨できない「ろ過膜」により安定した処理水質を確保するとともに、施設から発生する汚泥については、堆肥として農地等へ還元する資源化設備を併設するなど、環境保全、循環型社会形成に配慮した施設です。

施設概要

1.所在地

〒868-0085
人吉市中神町字城本1348番地1
TEL 0966-22-8558
FAX 0966-22-7255

2.処理方式

浄化槽汚泥の混入比率の高い脱窒素処理方式(膜分離方式)＋汚泥堆肥化方式

3.処理能力

96キロリットル／日(し尿・浄化槽汚泥・集落排水汚泥)

4.建設年度

平成16年度から平成18年度

5.敷地面積

5,884.91平方メートル（全体）

6.建設費

本体工事費：3,349,500千円
施工監理費：43,176千円
合計：3,392,676千円